短所を長所に変える13の発想の転換

どんな仕事でも同じことですが、仕事を成功させるためには、自分自身のの強みを把握し、それを充分に引き出すことが必要です。とはいえ、そう多くの強みを持った人はいません。少なくとも僕は、他人に長所として誇れるようなものは何も持っていません。しかし、短所ばかりの僕であっても、発想をちょっと転換するだけで、短所を長所に変えてしまうことが可能になります。今回は、「短所を長所に変える13の発想の転換」と題して、僕が自分の短所をどう長所に置き換えてきたかについて書いてみたいと思います。

1. 地方在住であることを活かす

地方在住だと、じっとしていても入ってくる情報というのはどうしても少なくなります。ですから必然的に、情報収集のアンテナを高めざるを得ません。その視点でいえば、情報ソースはどこでもよく、東京だろうと、その他の地方だろうと、はたまた海外のどこかだろうと、ネットを通じて情報収集するという意味では大差なく、いやでもグローバルな視点が身につきます。

2. 引き篭もりであることを活かす

たまに人前に出ると、お会いする方々から珍獣か何かのように扱われ、大歓迎を受けます。そのため、僕は外に出るたびにソーシャルネットワーク(人脈)が広がっていき、情報収集の経路が二次関数的に増大していきます

3. 無知であることを活かす

無知な人は勉強しないとね、ということで、Amazon さんには年間で 40万円程度はむしり取られています(ただしその3分の1程度はアソシエイトの売り上げで補填されていますが)。無知を克服するために勉強する気が起きるのも、無知な人ならではの長所です。

4. 強力な後ろ盾がないことを活かす

吹けば飛ぶようなフリーランスである僕にとっては、ライバル企業もありませんし、気を遣わないといけない上司や同僚や部下や取引関係者もありません。まさにやりたい放題です。さまざまなしがらみでがんじがらめの皆さん、お疲れさまです。

5. 厚顔であることを活かす

一般に「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」などと言われますが、恥知らずで厚顔でプライドとは無縁な僕としては、その「一時の恥」すらほとんど気になることがありません。必要に応じて、誰にでも、どんなことでも尋ねることができます。厚かましい人ほど得をする世の中です。

6. 学歴もキャリアもないことを活かす

僕の最終学歴は普通科の高校卒、今までの職業人生の中で最も長期間従事していた仕事はフリーター、ヤンキー風の服装にヒゲ坊主と、僕はこれまでの人生を写し出しているかのように隙だらけに見られます。このため、コミュニケーションや社交、取材の場面で警戒心を持たれたりすることがなく、交渉ごとはいつもスムーズです。

7. たいした実力がないことを活かす

自分に実力がない分、他人に頼ろうとしますので、ソーシャルメディアとソーシャルネットワークへの依存度が高まります。これが結果的にはいい具合になるというわけです。

8. 喫煙者であることを活かす

よくありがちな光景ですが「ちょっと一服」などという時間を利用して喫煙者同士の濃密な人脈を構築できます。くわえタバコで名刺交換なんかした日には、あっという間にお友達です。

9. 会社運営に失敗してフリーに戻ったことを活かす

今でこそ僕はしがないフリーランスですが、社長や中間管理職の経験もあります。ですから、そうした立場の人の気持ちや言葉も理解できます。さらに社長としては失敗もしていますので、それもネタになります。こうしたことは社交や交渉の上ではとても大きなメリットです。

10. 器用貧乏であることを活かす

僕はウェブに関することであれば(一部はそれ以外でも)いろんな職業、いろんな職域に属する人の言語を理解できますので、コミュニケーションのハブとして多方面から重宝がられる上に、取材などのシーンではいつも円滑です。

11. 守るべき地位や財産がないことを活かす

守るものがないということは、リスク管理をあまり考えずに済むということであり、多くのものを背負っている人に比べると容易にリスクテイクができます。それだけ巡ってくるチャンスも多いということです。

12. 下手の横好きでブログを書いていることを活かす

普段は引き篭もっているばかりの僕ですが、下手なブログを書いていることによって、疎遠になっている方々や遠方の方々にも、身近な存在としてみてもらえます。なので久々に会う人や初対面の人とのコミュニケーションも円滑そのものです。

13. 他人を批判できるほどの実力も自信もないことを活かす

人を呪わば穴二つ、などといいますが、そもそも僕は人の批判をするほどの実力も自信もありません。ですから、人を呪ったり妬んだりすることによって自らの墓穴を掘るような心配はあまりありません。そんな暇があったら自分を高めることに使います。


僕と同様にあまり長所に恵まれていない人々にとっては、少しは役に立つのではないかと思うのですが、いかがでしょう?
役に立たない? すみませんでした。