バイクのジャンピングの手順

でまあ前置きがすごく長くなってしまいましたが、今日はブースターケーブル(ジャンピングコード)を使ってバッテリーの上がったバイクを救出する、という話。バッテリーが弱ったバイクは250cc四気筒(バンディット250V)、電源の供給車は軽四輪自動車(ジムニーJB23)です。両方とも小さい車両なので、ブースターケーブルは50A(小型自動車くらいまでには対応)のもので十分です。

手順

まずは準備として、軽四のボンネットを開けてエンジンを始動しておき、バイクのバッテリーの端子を露出させます。ほとんどのバイクは、バッテリーはシート下にあります。僕のバイクはシート下の小物入れを外すと出てきました。赤色のカバーを剥いて、プラスの端子を露出させます。

バンディットのバッテリー端子

そこに赤いブースターケーブルの鰐口を接続。

バンディットのプラス側を接続

次に、赤いブースターケーブルの反対側の鰐口を軽四のバッテリーのプラス端子に接続します。

ジムニーのプラス側を接続

次はマイナス側の接続です。自動車のバッテリーは直流で、通常はマイナス側はアースになっています。黒いブースターケーブルの鰐口を、まずは軽四のバッテリー(生きている方の車両)のマイナス端子に接続します。

ジムニーのマイナス側を接続

最後の接続は、バッテリーが弱った方の車両(今回はバイクの方)にブースターケーブルのマイナス端子を接続するのですが、この時の接続場所がミソです。バッテリーに直接接続するのではなく、車体のエンジン近い(というかセルモーターに近い)適当な場所に接続します。今回はメインフレームにエンジンをマウントしているボルトに接続しました。

バンディットのマイナス側を接続

これは何かというと、ブースターケーブルを接続する目的は主にセルモーターを回すことですから、セルモーターにより近いところでアースをとると、より強い電力を供給できる、ということらしいです。あと、昔の開放型のバッテリーの時代には、バッテリーから漏れ出てくる水素ガスに火花が引火しないように、バッテリーから遠いところでアースをとる、という意味もあったみたいです。

接続はこれで完了。あとはバイクのイグニッションキーをオンの位置に回し、通常通りスターターボタンでセルモーターを回します。元気よくセルが回り、一発で始動しました。排気管からすごい煙が出ています。だいぶカブってたなあ。

排気管から白煙

アイドリングが落ち着くまで待って、ブースターケーブルを外します。手順は接続するときと逆の順番で外すだけ。下の写真はアイドリングが落ち着いたバイクのタコメーター。表面が砂埃ですごいことになっていますが、それはご愛敬。それよりも、レッドゾーンが16,000rpm(Revolution Per Minute、分あたり回転数。RedHat Package Manager ではないことに注意)から始まっていることに注目です。

バンディットのタコメーター

250ccの四気筒エンジンというのは、僕のバンディット250Vみたいな遅いバイクですら18,000回転くらいは普通に回って、FZRとかCBRとかだと20,000回転も回るんです。F1みたいでシビレます。男の子なら一度は、股の下でエンジンが毎分18,000回転のスピードで回るのを体感したいものですよね。これは大排気量車では味わえません。

ちなみに僕のバイクの年式は1994〜1995年くらい(推定。詳細不明)で、とってもとっても古く、見た目も超ボロいですが、外見ほどには調子は悪くないです。

バイクの駐車違反取り締まりと使用頻度の減少

機械はなんでもそうですが、バイクもやっぱり、動かさないで放っておくといつの間にか調子がおかしくなります。この週末、数ヶ月ぶりにバイクを動かそうと思ったんですが、残念、バッテリーが弱っていて始動しない。故キヨシローのバッテリーはビンビンだったようですが、僕のポンコツのバッテリーはヘナヘナです。

というか、バッテリーがヘナヘナとかそれ以前に、埃と蜘蛛の巣で捨ててあるバイクみたいになっています。まさにポンコツ。

バッテリーがあがったバンディット

こうなる前にやっぱりちゃんと乗ってあげないと、とは思うんですが、昨今の取り締まり事情ではなかなかバイクの出番もありません。

首都圏と京阪神圏の都市部に限った話ですが、2006年の改正道路交通法施行から、自動二輪の駐車禁止の取り締まりがものすごく厳しくなりました。堺在住の僕は、改正道路交通法施行までは、大阪市内へのお出かけにはバイクをよく使っていたものですが、最近ではそこらに駐めると駐禁切られちゃうので、バイクに乗ることすら少なくなってしまいました。

改正道路交通法施行までは、バイクの良さというのは、ちょっとしたスペースに駐輪できることによるドア・ツー・ドアでの移動の速さにあったのです。もちろん、ただ速いというだけでなく、ほかにもメリットはたくさんありました。

まず、渋滞知らずであること。バイクは自分が渋滞に巻き込まれることがないことはもちろん、渋滞を生み出すこともありませんから、一人で乗っている自動車よりはずっと地球環境に優しい存在です。渋滞を解消することで排出ガスを低減できるのであれば、一人で乗っている四輪自動車をすべてバイクに乗り換えればいいんじゃないかと思います。

それから、路面に対する負荷が軽微であること。バイクがどれだけ走ろうとも、舗装道路に轍ができるようなことはありません。道路上に占める車両の割合のうち、四輪車が減ってバイクが増えれば、轍でボコボコになった道路を再舗装するような工事の必要性もずっと減ることでしょう。

加えて、一般的にバイクは四輪車よりもずっと小さくて軽いので、生産するために使う資源量やエネルギー量がずっと少なくて済みます。もちろん再資源化する場合も、そのためのエネルギー量はずっと少なくて済むでしょう。

そして、燃費の良さも忘れてはいけません。旧プリウスの実燃費が20km/lくらいらしいですが、そんなに燃費の悪いバイクはほとんど存在しません。20年くらい前の2ストロークエンジンのバイクならともかく、国産の現行車種でプリウスより実燃費の悪いバイクなんて、たぶん存在しないんじゃないでしょう

ともあれバイクは2006年の改正道路交通法施行のおかげで都市部ではその機動性を十分に発揮できなくなってしまいました(今なら都市部では文句なしに自転車が最強でしょうね)が、近所でのチョイ乗りや郡部へのお出かけならまだまだ便利で楽しい乗り物です。僕のバイクにももう少しがんばってもらおうと思います。