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槙尾山 施福寺

西国三十三所観音霊場の第四番であり、和泉西国三十三所霊場の第一番でもある槙尾山施福寺は、槙尾山の山頂付近にあります。写真の本堂に到達するためには、長い長い山道を登っていかなければなりません。その過酷な道のりは、西国三十三所観音霊場では上醍醐寺に次ぐ難所として知られており、よく整備された道ではあるものの、勾配がきつく、ほとんど登山のようです。実際に、参拝者の多くは登山やトレッキングのような服装をしており、この参拝道の厳しさがわかります。
槙尾山施福寺 本堂

駐車場に車を止めてから山門に至る間でだけでも、かなりの道のりなのですが、参拝までの道のりはここから始まります。
山門

参道に沿って清流が流れており、所々に小さな滝もあります。流れは驚くほど澄んでいて、ここが大阪の都市部からでも車で一時間弱で来られる場所であることが嘘のようです。
参道に沿って流れる清流

参道の途中にある大日堂。茅葺きの屋根と、すっかりくすんだ外壁の木材が歴史を感じさせます。
大日堂

本堂のある頂上付近まであと少し、というところに、愛染堂があります。これも屋根は茅葺き。また、ここには「弘法大師剃髪所跡」という石碑が建っています。このお寺は空海が十六歳の時から修行を積んだといわれ、この愛染堂で二十歳の時に勤操僧正を戒師として剃髪を受けたそうです。
愛染堂、弘法大師空海の剃髪所跡

本堂のある平地になった境内には、西国三十三所観音霊場のそれぞれの霊場に祀られている観音像のレプリカ(?)を集めた「西国三十三所観音堂」もあり、なかなか壮観です。壮観といえば、ここからの下界を見下ろす景観がまた壮観なんですが、写真は撮り忘れました。
西国三十三所観音堂

本堂では朱印をいただいたのですが、今日いただいたのは西国三十三所観音霊場のもの。
西国三十三所観音霊場の朱印

ちょうど去年の今頃、2005年3月21日には和泉西国三十三所霊場の朱印もいただいていたので、これも掲載してみます。僕の記憶に間違いがなければ、書いてくれた人は同じ人だと思うのですが、新旧で字体がかなり違っていて、新しいもののほうがダイナミックになっている気がするのもちょっと興味深いところです。
和泉西国三十三所霊場の朱印

霊場紹介

名称
槙尾山 施福寺
通称
槙尾寺
宗派
天台宗
所在地
大阪府和泉市槙尾山町136
開基
行満上人
中興
法海上人
創建
538年
本尊
弥勒菩薩
札所本尊
十一面千手千眼観音菩薩
御詠歌
深山路や檜原の松原分けゆけば巻の尾寺に駒ぞいさめる
縁起など
役行者が法華経の最終巻(尾巻)を奉納したことから槙尾寺(巻尾寺)と呼ばれる。行基菩薩や弘法大師もここで修行したといわれ、弘法大師空海が剃髪したという愛染堂や、髪を納めた髪堂も現存。 後白河上皇や後鳥羽上皇などの加護により73坊を誇る大寺院だったが、織田信長の兵火等により焼失。境内の建物は豊臣秀頼によって再興。 現在の本堂は豊臣秀頼の寄進。
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