最近ちょっと嫌なことがあったんで、ちょっとばかり毒を吐きます。ご気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんので、先に謝っておきます。毒というのは、すでにお断りしたろくでもない仕事についてです。世の中には、短命な商品ってたくさんあるじゃないですか。携帯電話の端末とか、PCの秋モデルとかみたいな、ほんの四半期くらいで商品寿命が終わる(製品寿命はもう少し長いけど)ような、泡みたいな商品。
そういう泡みたいな商品を売り切るために、泡みたいなサイトを作る仕事があるわけですよ、いわゆるキャンペーンサイトの類ですけれども。こういうサイトの仕事ってのは、たいてい広告代理店から回ってくるわけですが、公開からほんの数ヶ月でお役後免になるような泡沫サイトの仕事を、偉そうな態度で依頼してくる代理店ってのは、一体どういう神経なんでしょうね?
まあ確かに、桐箪笥とか南部鉄瓶みたいな超絶ロングセラー製品と比較しちゃえば、僕が手がけているようなサイト制作の仕事にしたところで泡みたいなもんではあります。それでも僕は、携帯端末とか四半期モデルのPCみたいなつまらない泡みたいな商品のプロモーションを(ほんの一部分でも)手がけるかもしれないと思われるだけでも心外なんです。正直言って腹が立つ。しかもコンペに参加してくれとか、どれだけ人を舐めてるのかと。
作り手のどんなコダワリも伝わってこないような泡みたいな商品のプロモーションだろうと、そのために誠心誠意働けるというような奇特な人も中にはいるんでしょうけど、正直言って僕には無理です。そんな仕事をしたって、エンドユーザーにもメーカーにも市場にも地球環境にも、僕が何かの役に立てるとは思えない。
むしろ役に立つどころか、価値のない商品を売りつけることでエンドユーザーを騙し、メーカーの売り抜け体質を助長し、市場に不要な商品を氾濫させ、地球環境に対しては無駄なエネルギーの消費とゴミの山をもたらす、というような仕事に加担するなんて、悪魔に魂を売っても無理。
もしその仕事を受けたとして、誰かの役に立てることがあるとしたら、それは広告代理店の売り上げを確保するくらいのものでしょう。だいたい、そんな泡みたいな仕事でメーカーからカスリを取ること(しかも広告代理店経由で)自体が、堅気の仕事とは思えないんですよ。公営ギャンブルのノミ行為とか取り込み詐欺とかみたいな気配さえ漂ってくるくらい。
機会があったら、泡みたいなキャンペーンサイトとか泡沫短命商品のプロモーションサイトとかを手がけているクリエイター諸氏には、一体どういう了見でそんな仕事をしているのか聞いてみたいものです。やっぱ金になるなら何でもいいんでしょうかね?
# 酔いに任せてぶっちゃけているということで、不適切な表現があった場合にはご容赦願います。同時に、上記のような仕事は、少なくとも僕には要りませんので、その点も併せてご理解いただけると有り難く思います。



