なんだか、いつもの僕のエントリとはかなり趣の異なるエントリを書いてみたところ、予想を遙かに超える反響をいただきました。(、トラックバックなどなど)
まあ、人間関係においてはどんなことにも原因と結果があり、トラブルの原因を誰か特定の人(たとえばステレオタイプ的な「男」とか「女」とか「上司」とか「部下」とか)に帰せるべきではないというのも当然のことでしょう。女や上司が高圧的になることの遠因は男性や部下にもある、というのも一理でしょうし、その逆もまた真、というわけです。勉強になりますね。
そんな中、先の僕のエントリにおけるDVに関する言説に違和感を覚えた、または反論された方などが多くいらっしゃるようですが、どうも僕には認識が甘すぎるように思えます。その方たちには、知見を広めるためにも「DV(ドメスティック・バイオレンス)防止に向けた取り組みの男女不平等 」の全文をご一読することをおすすめします(本当なら全文を引用したいくらいです)。これを読めば、あなたの世界は音を立てて変化することでしょう。「DV=男が悪」というステレオタイプにはまりこんだ硬直志向の方々にとっては、よい薬になるのではないかと思います。
保存用には見やすいPDFもあります。
特に「火曜サスペンス劇場 [精神的ブラクラ注意]」という秀逸なテンプレを書かれた方(DV女性の典型でしょうか?)や、ある程度DVに対する知見をお持ちでありながら罵倒しかできない「一部のバカを取り上げて、その属性全体の罵倒に使う真似は不毛なのだが」の中の人(この人の考察は興味深い反面、精神医療についての知識は貧弱ですね)などの方にはぜひともご一読いただきたいところです。ま、興味ないかもしれませんが。
それはともかく、ちょっとした関係があるかもしれないし、ないかもしれない感じのデータを追加します。
- 「夫」に八つ当たりする妻、「モノ」に当たる夫
- ストレスを感じたときに、男性は54%が八つ当たりをしないとしているのに対し、女性はしないのは20%に留まり、8割の人は八つ当たりをすると回答しています。
また、女性の八つ当たりをする相手のトップに「配偶者(だんな)」(53.6%)が挙がる一方で、男性は「モノにあたる」(40.5%)がトップとなっています。 この結果からも、先ほどの「耐」える夫と、「怒」る妻の様子が伺えます。 - 性別自殺死亡数(平成15年)
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- 男性 - 23,396件
- 女性 - 8,713件
- つまり男性の自殺率は女性よりも約2.7倍高い
- 日本人の平均余命(平成17年)
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- 男性 - 78.53歳
- 女性 - 85.49
- つまり女性の平均余命は男性よりも約7年ほど短い
- 主要死因別にみた性別死亡数(平成17年)
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- 男性の老衰による死亡数 - 6,683
- 女性の老衰による死亡数 - 19,677
- つまり老衰に至るまで生存する女性は男性の約3倍ほど多い
これを世の男性たちはどのように読み取ればいいんでしょうね? 生物学的に見て女性の生命力は男性のそれよりも高い、というのは既知としても。
先に紹介した「DV(ドメスティック・バイオレンス)防止に向けた取り組みの男女不平等(保存用PDF版)」と併せてどうぞ。これを読むと、世の男たちが妻の言葉の暴力に対し、心を殺し、プライドを消し、己を滅し、石のように静かに、堪え忍んでいる姿が目に映るかと思います。
あくまでも憶測に過ぎませんが、事件化するDVの被害者の多くは女性でも、実際に起きているDVの被害者には少なくない数の男性が含まれているのではないか、という風に考えられなくもありません。もし、男性であるあなたが妻からの暴力を受けたとして、それを警察に届けますか? 男子たるもの、そんなみっともないことはしないでしょうね。また、男性被害者を受け入れているDVシェルターがそれほど多くないことも想像に難くありません。少なくともわかることは、男性に対するDVの実態は闇の中、ということだけです。
まあ、こういう事を書くと、偽善的な人々やフェミニストからの猛反発を食らうんでしょうけど、矮小な一個人の意見として生暖かく見てやってください。
追記:
趣旨をより適切に表すタイトルへと改題しました。



