胡蝶蘭は迷惑?いらない?嬉しくない?処分に困る胡蝶蘭の実態

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胡蝶蘭は大きくて場所をとり、水やりなど世話に手間がかかり、不要になって処分となると大量の産業廃棄物を排出するため「有難迷惑だ」や「いらない」などと言われがちな存在。とはいえ、取引先の慶事に胡蝶蘭を贈るという長年にわたって根付いてきた慣習はそうそう破れません。そこで、世話の手間がなく、処分も簡単で、産業廃棄物を出さない胡蝶蘭を選べば、先方に迷惑をかけずに胡蝶蘭を贈れます。

調査でも「嬉しくない」という結果

株式会社マーウィ(東京都千代田区)が2021年に実施した調査1によれば、社用のお祝い花の定番とも言える胡蝶蘭について、回答者の半数に迫る43%が「もらって嬉しくない」と回答したそうです。その一方で胡蝶蘭は、実際に贈っているお祝い花の過半を占めており、お祝い花のスタンダードの地位は揺るぎないものです。

ここから読み取れるのは「もらって嬉しくはないけれど胡蝶蘭を贈っている」という実態です。実際、取引先の慶事に贈る祝品としては胡蝶蘭が圧倒的に多いとのデータ2もあり、長年続いた慣習として胡蝶蘭が贈られ続けていることがわかります。ネット上の声を見ても胡蝶蘭を「迷惑」「いらない」とする声は少なくありませんが、胡蝶蘭はこれからも贈られ続けることでしょう。

胡蝶蘭は世話や処分に手間がかかる?

上記の調査で「胡蝶蘭をもらって嬉しくない」と答えた人にその理由を尋ねる質問では、8割近くにあたる77%が「水やりや処理に手間がかかるから」と回答しています。胡蝶蘭は鉢花であるため、水やりなどの世話をする必要があり、また花が終わって不要になれば処分が大変であるというのが、胡蝶蘭をもらって嬉しくない理由の大きなものでした。

実際には胡蝶蘭には頻繁な水やりは必要なく、2週間から3週間に一度で十分であるため、他の鉢花と比較すれば胡蝶蘭の世話はそれほど大変ではありません。しかし、そうした胡蝶蘭の性質を知らず、ごく普通の鉢花と同じように週2回から4回程度の水やりをしていた場合、さぞ手間がかかって大変だろうと思います。しかし胡蝶蘭が本当に大変なのは不要になって処分する時です。

産業廃棄物を大量に排出するため処分が大変

落花したあとの胡蝶蘭を処分するとき、鉢を解体していくだけでも大変な手間ですが、一般的なオフィスなどの事業所の場合には産業廃棄物が問題になります。下の写真は落花後の胡蝶蘭を解体した様子ですが、ここまで解体するのに1鉢あたり15分から20分ほどもかかり、ここからさらに産業廃棄物の分別が必要です。胡蝶蘭の処分は、10鉢もあれば一日仕事になってしまうほど大変な作業です。

従来の胡蝶蘭を処分しようとすると、陶器の鉢、鉄製の支柱、苗を固定する発泡スチロールなど、大量の産業廃棄物を排出する。

胡蝶蘭を解体すると、胡蝶蘭の株(上の写真には写っていません)の他に、陶製の重くて大きな鉢と、長さ1mほどにもなる鉄製の支柱が3本(3本立ちの場合。5本立ちなら5本)と、胡蝶蘭の株を固定するための大量の発泡スチロール、胡蝶蘭の茎を支柱に固定するためのビニールテープやプラスチック製のクリップなど、大量のゴミが出て、その多くは産業廃棄物です。

一般的なオフィスでは、これらを小さくして分別し、産業廃棄物として処分する必要があります。作業スペースを確保しにくく、ゴミの排出に厳しいオフィスビルなどですと、胡蝶蘭を分解してゴミを分別し、事業系一般廃棄物と産業廃棄物に分別して処分するのは簡単なことではありません。このため有料で胡蝶蘭を処分してくれる専門の業者までいるほどです。

胡蝶蘭から出たゴミ産業廃棄物の分別
鉢(陶器製の場合)ガラス・コンクリート・陶磁器くず
株を固定する発泡スチロール廃プラスチック類
支柱と花茎をとめるプラスチッククリップ
ビニールテープ類
鉢(プラスチック製の場合)
支柱(プラスチック製の場合)
ラッピングのポリやビニール類
支柱(金属製の場合。ビニールの被覆がある場合は剥がしてビニールは廃プラスチック類へ)金属くず
胡蝶蘭から出たゴミの産業廃棄物としての分別例

これほど処分が大変では、迷惑、いらない、嬉しくないなどの声が聞かれるのも無理もありません。社長や役員など、胡蝶蘭をもらう際の宛名となる立場の人にとっては嬉しく有り難いものでも、それを世話したり処分したりする立場の人からすれば嬉しくない、いらない、迷惑、というのが本音なのでしょう。

相手の迷惑よりも慣習に従っている姿

中堅以上の企業では、社外の慶事に贈る胡蝶蘭を手配するのも、社内の慶事でいただいた胡蝶蘭を処分するのも、どちらも総務課や秘書課など同じ課が担っていることでしょう。となると、自分たちがもらったときには有難迷惑だと思っている胡蝶蘭を、別のときには贈っていることになります。彼ら彼女らが胡蝶蘭を手配するときに微妙な気分になるのも無理はありません。

先の調査で「実際に胡蝶蘭を贈っている」と答えた人にその理由を尋ねる質問では、最も多かった「慣習だから」が回答の半数近くを占めたほか、「特に理由はない」と「会社で決まっているから」を足すと3割を超えるなど、何となくの惰性で慣習に従って贈っているという総務課や秘書課の方々の姿がかいま見えてきます。

解体が楽で産業廃棄物を出さない胡蝶蘭?

「贈られる相手はさぞ迷惑だろう」と内心思いながら惰性で胡蝶蘭を手配している担当者さんに、ぜひ教えてさし上げたいのがヒカル・オーキッドです。筆者の取引先でもあるヒカル・オーキッドの胡蝶蘭フォアスPREMIUMは、水やりに手間がかからず分解も楽で、産業廃棄物を排出しません。総務や秘書など胡蝶蘭を世話したり処分したりする人に優しい胡蝶蘭です。

手間なく水やりができる

水やりは付属の水さし(とうもろこし由来のバイオプラスチック製なので事業系一般廃棄物として廃棄できます)を使って2〜3週に一度だけと、手間がかからず簡単です。

従来の1/5の軽さ

風合いのよい和紙製の鉢は従来の陶製の1/5と軽いので、移動や解体のときも楽々です。和紙製ですので事業系一般廃棄物として廃棄でき、処分に手間も費用もかかりません。

解体はハサミだけで簡単

支柱は従来の鉄製やプラスチック製ではなく竹ひご製で、ハサミを使って茎ごと切ることができます。プラやビニールも使っていませんので、分別不要で事業系一般廃棄物として廃棄できます。

株の固定は再生紙の中鉢

鉢の中で株を固定するのは従来の発泡スチロールではなく、備長炭塗装を施した再生紙製の内鉢。専用設計なので安定感抜群で、こちらも分別不要で事業系一般廃棄物として廃棄できます。

すべて分別不要の燃えるゴミ

支柱を竹ひご製とし、茎と支柱の固定には紙テープを使っているため、ハサミを使って茎ごと支柱を裁断できます。解体の所要時間は1鉢2分程度しかかかりません。解体後の分別は不要で、すべて事業系一般廃棄物として廃棄できます。

胡蝶蘭の株は着払いで無料回収

花が落ちても胡蝶蘭の株はまだ生きています。返送していただければヒカル・オーキッドの栽培技術で再生し、再利用に回ります。商品には回収用の袋と着払い伝票を同梱してあり、無料で回収します。

迷惑、いらない、嬉しくないなど、現場からは嫌われがちな胡蝶蘭ですが、大輪の花を連ねた豪華な花姿はお祝い花にふさわしいものです。フォアスPREMIUMなら、ヒカル・オーキッド独自のSDGs仕様により、総務や秘書など現場で世話や片づけにあたる人たちへの配慮も行き届いているため、気持ちよく贈ることができます。この機会に覚えておき、次の機会からぜひご利用いただければと思います。

まとめ

胡蝶蘭の生産農家の立場からすれば、4年ほどの歳月をかけて育て上げた胡蝶蘭が迷惑がられるのはとても悲しいものです。また、産業廃棄物を大量に排出する商品は現代的な価値観に合いません。この状況に危機感を覚え、人にも環境にも優しい胡蝶蘭の開発に乗り出したのがヒカル・オーキッドの佐原宏社長です。彼の取り組みは各種マスコミでも取り上げられました。

「フォアス」は「不燃ごみゼロ」をうたう。鉄製だった支柱は竹ひごやヒノキ製に切り替え、強度を持たせるために構造を工夫。再生紙の鉢は、水が一定のペースでしみ出すバイオプラスチック製水差しを付けることで劣化を防いだ。プラスチック製ではなく紙製のクリップを使うなど包装資材にもこだわり、着想から5年かけて実現させた

毎日新聞 2022年4月6日 和歌山版紙面3より

陶器やプラスチック製だった鉢は和紙製に、鉄製の支柱は竹製にした。包装なども、すべて自然由来の素材を元に独自開発した。当初は不燃ごみを出さなための試みだった。だが、結果的には重さも半分弱に減って運びやすく、和紙や竹が醸しだす「独特の高級感」まで加わった

朝日新聞 2022年4月25日 和歌山版紙面4より

迷惑、いらない、などと言われない胡蝶蘭を目指して開発されたフォアスシリーズは自然由来の素材だけで構成されているため、他の商品に比べて原価は大幅に高コストとなってしまっています。しかし中間業者を一切挟まない生産農家直営というメリットを活かし、販売価格は相場通りの平均的なものに据え置いています。もはや選ばない理由がありません。

新社長の就任祝い事務所の移転祝い周年祝い開店祝い開業祝い新社屋や新工場の落成・竣工祝い新規上場祝い選挙の当選祝いなど、晴れの場で贈られる胡蝶蘭ですから、贈られる側のすべての人にとって、また社会や環境にとっても、優しいものであることが理想です。慣習に従って惰性で贈る儀礼的なものではなく、贈り先の人々を思う心からの贈り物としてヒカル・オーキッドのフォアスを選んでいただけたらと思います。

脚注

  1. 株式会社マーウィのプレスリリース ↩︎
  2. 「役員報酬・賞与・退職金」「各種手当」中小企業の支給相場【2023年版】日本実業出版社編 P183より ↩︎
  3. 毎日新聞 2022年4月6日 和歌山版 紙面 ↩︎
  4. 朝日新聞 2022年4月25日 和歌山版紙面 ↩︎