今年(2007年)7月10日に東銀座の時事通信ホールにて、第3回時事通信テクノロジーセミナー「爆発するソーシャルメディア 〜 企業の広報、広告、マーケティング業務はどう変わるのか」が開催され、僕も登壇することになっています。先日公開されたその講演プログラムによると、僕は第二部、B会場のトップバッターとして登壇する予定です。僕のセッションのお題は「ソーシャルメディアをどう活用するか=ソーシャル・メディア・オプティマイゼーション(SMO)」というもの。
で、皆さんお誘い合わせの上、ご来場くださいね、という告知をしようと思ったんですが、その前に。「爆発するソーシャルメディア〜企業の広報、広告、マーケティング業務はどう変わるのか」というお題ですから、まあ参加対象はWeb全体に関わる幅広い層になるんだろうな、と思っていたのですが、さにあらず、スポンサー募集ページを見ると、参加対象は次のように記載されていました。
- 企業の広報部門の部門長、実務担当者
- 企業の経営企画部門、新規事業企画部門の部門長、実務担当者
- 企業のマーケティング、広告宣伝・WEB企画推進部門の部門長、実務担当者
- 広告会社、マーケティング関連企業、ネットベンチャー企業
- 官公庁、各種団体
参加対象とはつまり、こういう感じの属性の人が会場に来るよ、というスポンサー向けの告知なわけですが、そこにはWeb制作とか開発とかの人は含まれていません。つまりですね、僕のこのブログの読者層のかなりの割合を占めると思われるWeb制作者やWeb周辺の開発者の方々は、広報、広告、マーケティング、といった仕事をする人とは見られていないわけですよ。これが現実。
まあ、僕が言いたいのは、それが良いとか悪いとかのことではなく、「現実はそんなもん」という認識についてです。実は僕はこういう空気感というかそういうものを以前から薄々勘付いていて、例えば特定非営利活動法人 日本ウェブ協会(W2C)理事の森川さんとかには、
「ウェブ協会を名乗るんやったら、制作やら開発やらの連中だけでつるんどったらアカン! そんなもんは、残念やけど現状では傍流やねんから」
のように言い続けてきました。
実際に、このイベント「爆発するソーシャルメディア」でも、イベントタイトルに「ソーシャルメディア」を冠していながらも、その作り手や参加者の目線じゃないんですよね。Web制作や開発の皆さんというのは、わりと活発にソーシャルメディアを使って情報発信や対話をしている人が多いですし、ソーシャルメディアを支えるシステムの作り手だったりする人も含まれているわけですし、さらには広報や広告やマーケティングの現場の最前線に立っている人も多いはずなのに、この参加対象は寂しい限りです。
講演プログラムで登場する面々(僕も含めてですが)を見れば、「ソーシャルメディアをいかに広報や広告やマーケティングに役立て、金にするか」という雰囲気が全開なのがわかるかと思います(商業イベントなのでそういうものですが)。ソーシャルメディアの開発者(ソーシャルメディアサイトを作ってる人)とか参加者(ブログ書いてる人とか、ブクマしてる人とか、SNSでやりとりしてる人たちとか)は、言ってみれば、企業のためにネギを背負って大量発生している新しいカモの群れで、こうした本流のイベントでは参加対象ではない、という深読みさえ成立しそうです。
このイベント「爆発するソーシャルメディア」、まだ一般入場者の募集は行われていませんが、募集が始まったらWeb制作者やWeb周辺の開発者の方々も、どしどし参加して欲しいと僕は思います。Web制作者やWeb周辺の開発者の方々にとっては、他の参加者を見ることで、Webの市場の雰囲気を把握するいい機会になるんじゃないかと思うんです。僕のセッションはおいといても、他のセッションはどれも面白そうですし。是非。
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