西国霊場代28番の成相山 成相寺は、橋立観音とも呼ばれており、天橋立の北端、天橋立のパノラマ展望台で名高い笠松公園からさらに登った位置にあります。お寺としての魅力もさることながら、成相寺からさらに登ること1km程のところにある成相寺の展望台からの眺望もまた魅力のひとつです。この日は素晴らしい晴天に恵まれたため、この眺望も満喫できました。

成相寺には「つかずの鐘」と呼ばれる鐘があります。鐘を鋳造しているときに、それを見に来ていた母親が誤って赤ん坊を銅湯の中に落としてしまったそうで、鐘は完成したものの、その鐘の音には赤ん坊の泣き声が混ざって聞こえるために、この鐘がつかれることはなく、「つかずの鐘」と呼ばれているそうです。

そうした悲しい話や不思議な逸話なども数多く残っているこのお寺ですが、お寺そのものは大変素晴らしいものでした。下の写真は本堂です。

本堂正面の柱には、「文武天皇勅願 別格本山 成相寺」「真応上人開基 西国二十八番 橋立観音」「高野山真言宗 成相山修験道総本部」などと書かれた札が打ち付けてありました。

本堂の近くには熊野権現社があり、確かに修験道の雰囲気がにじみます。

修験道というと常人離れした厳しい修行のイメージですが、本堂左手には車いす用のスロープとエレベータが設置されており、バリアフリー対策もなされています。このすぐ近くまで車で来ることも出来るので、車いすの利用者が特別な介助なしに本堂まで参拝できるようになっているのです。下の写真がそのスロープとエレベータです。

境内には「一願一言の地蔵さん(ひとこと地蔵)」と呼ばれる地蔵像が鎮座していました。お地蔵さんの背後は巡礼堂です。

駐車場の近くには新しく建て替えられたばかりの五重塔が青空に美しく映えていました。

そして圧巻だったのが、寺域のさらに高台にある展望台です。ここからは宮津の海の全貌を一望のもとに見ることができます。この景観だけでも一見の価値ありです。



ご朱印はこんな感じでした。

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