「メディア・パブ: Washington PostやForbesのサイト,GoogleのPage Rankが格下げ」でも扱われていた話題、有料リンクを販売しているサイトのPageRankが大幅に下がったというものですが、海外のSEO業界では、ここ数日はこの話題でもちきり、といった状況になっています。海外の状況は「Google's PageRank Update Goes After Paid Links?」あたりから追いかければいいと思うのですが、日本でも大きくPageRankを下げたサイトがいくつかあり、その共通点が浮かび上がってきましたので、お伝えしたいと思います。
まず、国内の有料リンクを掲載していたサイトの中で、PageRankの大幅下落が起こったサイトは、僕が確認したものとしては次の3サイトがあります(当然ほかにもあるでしょう)。例示するのはいずれも、有料リンクを掲載しているというだけでなく、PageRank 7から4へという非常に大きな下落幅をみせています。この下落幅の大きさは尋常ではなく、ペナルティであると判断するに充分でしょう。
- Japan.internet.com(7→4)
- Mapion(7→4)
- MapFan Web(7→4)
上記の有料リンクとみられる部分はいずれも、ページ内のサイドバーに「PR」または「スペシャルリンク」という枠を設け、その中で1ページあたり7個から10個程度の直リンクを掲載しています。海外サイトにおける議論などからすると、おそらくはこのリンクがペナルティの発動につながったとみてよいでしょう。
また、上記のリンク枠に掲載されているリンク先を詳細にみてみると、かなりの部分が重なっていることがわかります。これは、上記リンク枠の代理販売を特定一社が引き受けているということを示唆するものです。なお、ここでは社名は明らかにしませんが、上記リンク枠の代理販売を行っているのは国内SEO大手の某社であるということを聞き及んでいます。今後はこの有料リンクサービスについても見直しが迫られるものでしょう。
リンク売買のペナルティが、リンクの買い手ではなく売り手のほうに及ぶ(このことについては僕も以前に言及しています)となると、従来からリンクの販売を収入源としていたメディアサイトは、ペナルティによるダメージを避けるためにも有料リンクを普通の広告に差し替えるなどの変更を行うことが予想されます。したがって今後、この有料リンクを販売していた某SEO会社は、リンク販売のモデルを変更する必要があるでしょう。
今回僕のブログで扱うのはここまでにしておき、詳細についての分析などは他の方に譲りたいと思いますが、この件、リンクの販売を行っているサイトや、その代理販売をしている会社の収益モデルに対して大きく影響する可能性があり、しばらくは目が離せなくなりそうです(ま、大半のサイトや会社にはそれほど関係ないかもしれませんが)。さてこの問題、みなさんはどう思いますか? また、気付いた現象などはありますか?



