さきほど訪れた浄瑠璃寺からほど近いところに、この高雄山 岩船寺はあります。このエントリの一番下に縁起などをメモしておきましたが、これがまた大変な名刹でした。

5月の3日、4日、5日で、かつ晴天時には内部の壁画を公開するという三重塔。

池に映った姿も美しい本堂。この中には本尊の阿弥陀如来像やその周囲に配置された四天王像など、数多くの迫力ある仏像が安置されていました。

また、ここでお寺の人に伺った話では、真言宗の阿弥陀如来像は赤い衣を纏っているなど、浄土宗や真宗などの阿弥陀如来像とは微妙に異なるのだということでした。ただ、平安時代、行基の作という本尊の阿弥陀如来像(ケヤキの一木造)はあまりにも古く、色も剥げたり褪せたりしていて、衣の色を判別することはできませんでした。
境内では、石造の様々なものを見ることができます。まずは十三重石塔(重要文化財)。

これは五輪塔(重要文化財)。

これは岩室不動尊(重要文化財)。

ご朱印はこんな感じでした。

さて、先ほどの浄瑠璃寺と同じように、この岩船寺にもお寺から少し離れた場所に奥の院があり、お不動さんがいるとのことで、行ってみることに。岩船寺では、浄瑠璃寺とは違い、普通の道を歩いて奥の院の近くまで行くことができます。道から少しだけ下がったところに、奥の院があります。

これが岩船寺 奥の院の一願不動明王(不動磨崖仏)です。順光の木漏れ日のコントラストが強くて写真ではわかりにくいですが、岩肌を削って不動明王が彫られています。

もう少し寄るとこんな感じです。

霊場紹介
- 名称
- 高雄山 岩船寺(たかおさん がんせんじ)
- 宗派
- 真言律宗
- 所在地
- 京都府相楽郡加茂町大字岩船上ノ門43
- 開基
- 行基
- 創建
- 729年(天平元年)
- 本尊
- 阿弥陀如来
- 御詠歌
- 仏心の 目ざめいただく 普賢さん ここ当尾の 岩船の寺
- 縁起など
- 729年(天平元年)聖武天皇の勅願で行基が建立と伝えられています。その後、弘法大師と智泉大徳が阿弥陀堂において伝法灌頂を修せられたため灌頂堂となり、806年(大同元年)智泉大徳が報恩院を建立、813年(弘仁4年)には嵯峨天皇によって堂塔伽藍が整備され、岩船寺と号されたといいます。最盛期には36の堂宇を持つにいたりましたが、1221年(承久3年)の承久の変やその後の度重なる兵火によって次第に衰え、江戸時代初期の寛永年間(1624〜1643)の頃から文了律師によって本堂や本尊の修復がなされました。この江戸時代の本堂も老朽化したため、1988年(昭和63年)に再建され、現在に至っています。本尊の阿弥陀如来像(重要文化財)や普賢菩薩騎象像(重要文化財)などの平安時代の仏像や、四天王像(府指定文化財)や石室不動明王立像(重要文化財)などの鎌倉時代の仏像など、多数の寺宝を蔵しています。
- 加盟霊場
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- 関西花の寺霊場 第16番札所
- 仏塔古寺十八尊霊場 第4番札所
周辺地図
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