ひょんなことから思い出した高校時代の同級生の名前をGoogleで検索してみたところ、800件近くのページが検索されました。上位に表示されたものから順にいくつかのページを見てみたところ、彼が今も、高校生時代に抱いていた夢に向かって進んでいることがわかり、ちょっとした驚きを覚えました。僕たちは1971年生まれで、今年で36歳。僕たちが共に高校生で、夢を語り合った頃といえば、もう20年も昔のことです。その間ずっと彼は夢を追い続けてきたのか、と。
僕と彼の接点はそれほど多くはなく、高校時代に彼の自主制作映画(といっても8mmビデオ)の制作を少し手伝った、という程度。多分2〜3本は手伝ったと思います。僕も脚本書いたり、芝居したり。しかし、単なる一人の映画ファンに過ぎなかった僕と、徹底したプロ志向で映画の作り手を目指していた彼との間に共通のものはあまりなく、高校卒業後はお互いに連絡を取ることもありませんでした(今もないんですけど)。
彼は高校生の当時から異色の存在で、高校生の映画マニアにありがちな青臭さのようなものがなく、かわりに強いエンターテイメント志向を持っており、僕のような普通の存在(青臭い芸術志向の高校生映画マニア)とは一線を画する人物でした。つまり視点の根本が違っていたんですね。まだ高校卒業から間もない頃は、風の噂で、彼が高校在学中に撮った作品(残念ながら僕は手伝っていません)が日本映像フェスティバルで大賞を取って日テレで放映された、とかいう噂は聞いていたものの、その後のことはまったくわからないままでした。
その彼の名は飯野歩(公式サイト)。何気なく見た検索結果から読み取れたのは、華々しくはないものの、着実に積み上げられている彼の実績でした。メジャー指向だった彼はいつの間にかインディーズの作家となっており、昔していたのと同じように、自分で脚本を書き、撮影し、編集する、というスタイルで、どうやら自分の撮りたいものを撮るということをしているようです。僕の知らない20年弱の間に、たくさんの作品を手がけ、受賞歴も数多くなっていたんですね。ざっと見た限りでは、インディーズ映画シーンではそこそこ知られた存在になっているようでした。
まあ、そんな他人のことはどうでもよくて。
と思いたいところですが、そうはなかなか思えません。
もう接点のない人とはいえ、そこは同窓生のことです。いやでも意識にのぼってくることといえば、
- 「Googleで "住太陽" と検索すれば15万件ほどヒットするし、僕のほうが有名だ」とか、
- 「よくはわからないけど多分僕のほうが余計に稼いでいるはずだ」とか、
- 「僕だってそれなりに好きなことばかりしている」とか、
- 「僕は自分の会社も持っているし単著もあるだけ世間体がいい」とかのように、
なんだかライバル心が剥き出しで、かつ大人っぽくて、嫌らしい感じのことばかり。簡単に言って、うらやましいんですよね、彼の生き方が。共感するところはそう多くないですし、彼は彼で苦労しているんでしょうし、いろいろと不安も抱えていることだろうと思いますが、それでもやはり、うらやましいわけです。きっと、同窓生の誰かが大富豪になったことを知ったとしても、これほどの嫉妬心は生まれないと思います。
まあ、どんな形であれ、僕のモチベーションを引き上げてくれた飯野くんには感謝するほかないわけですが。
僕もやりますよ。僕を見た誰かが、身が捩れるほど嫉妬するような生き方で、僕も生きていかないと。
その僕はといえば目下、予想通りというか何というか、原稿の執筆が遅れています。おかげで予定の変更も少し出てきました。この非常に面白い時期だというのに、先日から告知していたFeedburnerのオフ会に出席できません。担当者の方、メールくださった方、すみません。追ってメールで連絡します。
今は一刻も早く原稿を仕上げて、出版にこぎ着けたいんです。何といっても、今書いている本こそ、僕が本当にやりたいことそのものですし、早くこの本を世に出して、このブログの読者の方々をはじめたくさんの人に見てもらいたい(できれば身が捩れるほど嫉妬してもらいたい)んです。引き続き頑張ります。ブログのほうは、少々更新が途切れがちになるとは思いますが、原稿が仕上がり次第また復活しますので、またよろしくお願いします。
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