人が集まるサイトを作るポイントはたった3つ

Webサイトの制作とか、Webを使ったマーケティングとか、そういう仕事に従事していると、サイトに人を集めるというのは必ず課題になることで、僕たちは日々そんなことに頭を悩ませています。

とはいえ、僕たちは毎日毎日、数え切れないくらい検索して(たまには広告もクリックして)、毎日数え切れないくらいたくさんの初見のサイトに訪問していますが、そんなふうに出会ったサイトに来週もまたアクセスするとは思えません(この意味でSEOだけでは解決策にならない)。自分の普段の行動がそんなもんなのに、「また来てもらえる」サイトを制作しなきゃいけないなんて、考えただけでもうんざりです。

ただ、一度見たってそれっきり二度と訪問しないサイトが星の数ほどある一方で、僕たちには、週に数回、またはほとんど毎日、場合によっては日に何度もアクセスするサイトがあります。ニュースサイトや、SNSや、ブログや、検索サイトや、Wikipedia などです。それらのサイトには非常に多くの人が集まり、いつも賑やかです。

では、そうした「二度と見てもらえないサイト」と「何度も訪れてしまうようなサイト」の違いは何でしょうか? それがわかれば、人が集まるサイトを作る大きなヒントになりそうです。でも、実はそう難しいことじゃないんですよね。これはセミナーで何度か話したことなんですけど、「何度も訪れてしまうサイトにあるもの」とは、簡単にまとめると次の3点のようになります。これらのうち一つ以上を満たすことで、人が集まるサイトが作れる、というわけです。

  1. ニュース(新しい話題)がある
    → ニュースサイトやブログなど
  2. コミュニティ(交流や議論の場)がある
    → SNSやブログなど
  3. 高い資料性(調べ物に使える)がある
    → GoogleやWikipediaなど

まず「1」ですが、逆に考えれば、新しい話題が提供されないサイト(つまり更新されないサイト)に何度も訪問することは稀ですし、新しい話題が提供されなければクチコミの発生も起きにくくなります。定期的に新しい話題を提供する、というのは基本でしょう。

次に「2」の「コミュニティ(交流や議論の場)がある」ですが、流行のサービスやサイトなどを見ても、単に写真や動画を共有するだけではなくユーザーがコミュニティを形成できるようにしてあったりして、うまくコミュニティの要素を含めることで成功しているように見えます。

ちなみに、企業が公開する普通のサイトのアクセスは広告(とSEO)頼みなのに、社長のブログだけは勝手にアクセスが集まってくる、なんていうのも、ブログで上記の「1」と「2」を簡単に満たすことができるからです。ブログが流行するのも当然ですね。なお、この「1」と「2」は僕のオリジナルではなく、セス・ゴーディンの本に書いてあったことだったと思います。

そして最後に「3」ですが、「高い資料性(調べ物に使える)がある」ようなサイトが作れればそれは結構なことですが、普通はなかなかGoogleやWikipediaと張り合うのは難しいはずですし、まあオススメできるような方法じゃありません。頑張っても「業界随一の用語集を作る」とかが限度で、それもよっぽどニッチな業界じゃないと今からだと難しそうです。あまり現実的じゃないですね。

現実的といえば、やはりブログでしょう。ブログを使って定期的に新しい話題を提供したり、議論に参加したり、というのは、何度も訪れてもらえるような人の集まるサイトを作る方法として、他の方法に比べれなわりと簡単で、中小零細企業でもやりやすいんじゃないかと思います。

まあ、このブログの読者の皆さんの中には、すでに今の時点で、自分の会社のサイトよりも自分が書いているブログのほうが多くのトラフィックを集めてるよ、という人も少なくないでしょう。それをうまく仕事に活かせればいいですよね。

そんなわけで、今後、自社のサイトを見直すときや、新しいサイトの企画をするときには、上記の「1」と「2」、つまり「ニュース(新しい話題)」と「コミュニティ(交流や議論の場)」を提供するような仕組みを検討してみるといいかもしれません。あと、余力があるようなら「3」の「高い資料性」も。

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