ブロガーがRSSの購読者を増やす10の効果的なやり方

今から1ヶ月ちょっと前、2006年11月14日に、Brian Clarkというコピーライターが運営している「copyblogger」というブログに、「10 Effective Ways to Get More Blog Subscribers」という記事が投稿されました。これがいろんな意味で面白いので、和訳して紹介します。この記事の書き出しはこんな感じです。

私が日頃から再三にわたって受けている質問があります。それは・・・

「どうしたら10ヶ月で6,000人もの購読者を獲得できるんです?」

というものです。その答えは単純です。—— 私はブログの成功度を計る尺度(ページビューとか、トラフィック量とか)の中で、購読者数にこそ最大の価値を置いています。私の意見では、購読者こそが成功しているブログの活力源ですし、さらに、率直に言うと、私はそれ以上のものだと思っています。

確かに、これだけでは曖昧すぎるかもしれません。

では、より多くのブログ購読者を獲得するために今日からでも始められる 10 の明確な戦略を教えましょう。

実際にこのブログに行ってみると、画面右側に Feedburner によるRSS 購読者の数字が出ていて、確かに6.000以上の数字が表示されています。
で、以下がその記事の本文の日本語訳です。


10 Effective Ways to Get More Blog Subscribers

1. 簡単で明白に示そう
際立って目立つように、RSSが購読できることを示しましょう。できることなら、それぞれのエントリの下部でそれを示しましょう。
2. 焦点を絞り込もう
自分にとってこだわりのある独自の話題に特化しましょう。話題は専門化すればするほどよい結果につながります。ただし、その話題に将来の読者が十分にるかどうか検討することも必要ではありますが。自分の関心を追い求めていくことは、関心のないことを追いかけて疲れ果てて落胆するよりも楽しいものです。
3. 賄賂を贈ろう
慌てないでください。別に違法なことを勧めているわけではなく、無料のEブックやレポート、Eラーニングや音声学習などの形式で提供される合法的な特典のことを言っているのです。通常これらは、メールマガジンの購読の特典として付加されているもので、単にメールのオートレスポンダーと連動しているだけに過ぎません。しかし、RSS にそうした特典を付けるうってつけの方法があります。RSS だけにこうした特典へのリンクを付加するようにし、どのエントリからも特典にリンクしないようにするのです。こうすることで、RSS の購読者だけが無料の特典を手にすることができるようになります。
4. クチコミ用のEブックを使おう
これは先ほどの「3」で述べた賄賂戦略の亜種ですが、クチコミ用の Eブックを作成し、無料で配布するか他の製品にバンドルするという方法があります。Eブックが広まれば広まるほど、ブログの知名度も向上するというわけです。
5. RSSの購読を勧める専用のページを作ろう
RSS の購読をひたすら強く勧めることだけを目的としたページを作成し、ブログや、アドワーズや、その他の経路を使ってそのページにアクセスを誘導してください。その専用のページでは、このページの「3」で述べた賄賂戦略を適用することもできます。
6. 他のブログに寄稿しよう
他人のブログにコンテンツを寄稿することは、気が狂っているように見えるかもしれません。しかしそれは、自分自身のブログの露出を高め、購読者の基礎を作るためのしっかりとした中身のある戦略です。ただし、そのブログのオーナーに対して、自分自身のブログへのリンクを含む簡潔な署名を挿入することだけは、明確に要求しておく必要があります。その上で、寄稿したコンテンツがオリジナルのものであり、自分自身のブログからの転用などではないことを明らかにしてください。
(注: CNet の読者ブログのようなものを想定か?)
7. ポッドキャストを始めよう
自分の話題の本質に関連のあるポッドキャストを開始し、iTunes に登録するとともに、個々のポッドキャスト紹介サイトに登録しましょう。ポッドキャストの中では、自分のブログのあらゆるエピソードや、ブログを購読することの利点に言及しましょう。そして、ブログに関連のある分野の著名人にインタビューを試みましょう。また、それによって単に新しい宣伝の経路を開拓するだけではなく、「3」で述べた賄賂戦略の一部として新たな購読者を獲得するための特典となるコンテンツとしても活用しましょう。
8. フォーラムに投稿しよう
ネット上で古くから確立されているテクニックですが、自分のブログにとって重要なフォーラムにおいて、古参の参加者になっておくことは有効です。人々は、あなたが他者のために情報提供しているのを見て、あなたのブログにより関心を向けるでしょう。
9. 人間関係を築こう
これはおそらく、トラフィックや購読者を増やすための戦略としては最も見落とされているものでしょう。他のブロガーにリンクをせがんで困らせるようなことはすべきではありません。なぜならその手法はもう役に立たないからです。まずは、何かしら彼らの役に立つようなことをして、次に、その親切の結果としてビジネス上の提携や友情を築くようにしましょう。ブログは生きた人間が書いているのですし、彼らはまさにオフラインでそうするのと同じように厚意に応えてくれるのです。
10. ブログの相互紹介をしよう
関連してはいるものの競合しているとまではとはいえないようなブログを見つけ、お互いの RSS でお互いのエントリを混ぜて配信するような約束をとりつけましょう。片方のブログの購読者数がもう一方よりもずっと多いなら、その比率に応じた紹介をします。例えば、購読者数の多いほうのブログが6回に一度もう一方のブログの RSS を混ぜるなら、小さい方のブログは常に大きい方のブログの RSS を合わせて配信する、といった具合です。または、大きい方のブログは小さい方のブログのために RSS の中に一定の場所を確保して、そこでさらに別の小さなブログとの相互紹介をしてもいいですし、アフィリエイトリンクやその他の広告に使用するのもいいでしょう。
(注: 時々見かけるメルマガの相互紹介のブログ版のようです)

この原文の [3]と[10]では、RSS の中にエントリとは別のコンテンツを差し挟む方法として、WordPress用の Feedvertising plugin というプラグインを使用することを勧めています。残念ながら、僕は全文を受け取るタイプの RSS リーダーを使用していないので、こうした手法がどの程度使われているのかよくわからないのですが、ちょっと感じるところでは、これを実行するとかなり鬱陶しそうに思います。

また、[3]や[4]、[7]あたりに出てくる賄賂戦略(原文では “the ethical bribe strategy” となっており、直訳すると「倫理的賄賂戦略」とかそんな感じ)というのは、僕の感想では、日本で見かける場合ほとんどがノウハウ販売系のサイトばかり(「今すぐメルマガ登録で無料レポートを進呈!」とかいうやつがページ上部からおりてくるアレなどが典型)が目につくために、これはかなり胡散臭いというか、残念ながらあまりいい印象は持てません。個人的には、オマケで釣ろうとするよりは内容で勝負すべき、という感じがします。

全体的な感想としては、これはなんだか日米のネット文化の差異が際立つ文書であるように思えます。というのも、奥ゆかしい日本のネット文化の中で無難に使えそうなものは、[1]と[2]および[5]くらいで、あとのものはテクニックとして使用するにはかなり注意が必要な感じがするからです。みなさんはいかが思われるでしょうか?

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