スタイルシート 上級レイアウト

今日、技術評論社さんからの献本で「速習Webテクニック スタイルシート 上級レイアウト」(河内正紀 著)が届きました。この本のP15に、「ウェブスタンダードのメリット」の一環として「SEOの実施」という欄があり、ここで僕のサイト「SEO 検索エンジン最適化」を紹介していただいたため、その関係で献本が届いたものです。さてこの本、今までに見たようなCSSの本とはかなり体裁が違います。能書きのようなものがほとんどなく、具体的かつ実践的なテクニックの紹介に集中しているのです。能書きは冒頭にお約束程度にあるものの、分量としては10ページ程度でしかなく、今まで見たものの中ではかなり特殊です。CSS Nite公式ブログ: 技術評論社から『速習Webテクニック スタイルシート 上級レイアウト』をプレゼントにも以下のように説明があるのですが、内容のほとんどがコードとスクリーンショットでできています。

速習Webテクニック スタイルシート 上級レイアウトCSSに関する本はこれまでに数多く出版されていますが、その多くはCSSの基礎の解説にページの大半を割いています。もちろん基礎をしっかり抑えておくことは重要ですが、一冊の中で最終的に到達できるレベルには少なからず限界も見えてしまうように思います。
そこで本書では、CSSの基礎部分の解説や、個々のプロパティの網羅性は他書に譲り、実践で使えるレイアウトテクニックに特化して解説しました。

深読みすると、これは既存の類書との違いを打ち出すために、「実践的ですぐ使える書籍を」という技術評論社さんのコンセプトがあって、その結果この体裁になったのではないかと思うのですが、これは微妙な感じもします。というのも、僕のスキル不足が主因だとは思いますが、「コードを紙の上で見る」という行為がどうにもしっくりこなくて、見難さを感じてしまうのです。コードに注が付いているという構成は斬新で面白いと思いますし、内容はもっと面白いのですが、いかんせん見難いのです。で、知らないことが出てくるまではコードの部分は読み飛ばし、知らないことが出てきたところでコードも見る、という感じで読んでみると、結構たくさん知らないことが載っていて驚きました。

これは出版社や著者の意図からは外れてしまうかもしれませんが、書籍内の随所に挿入されている「Column」や「OnePint」で説明されている部分がとても面白いのです。特に「Column」で扱われているちょっとしたトピックには知らなかったことがたくさんあり、この世界も奥深いんだなあ、などと、僕も片足はその世界であるにもかかわらず、妙に感心したりしました。

そんなこんなで、内容の面白さもそうなんですが、やはり書籍というメディアの特性として、「文字は読みやすいがコードは読みにくい」ということをあらためて確認し、そのあたりにも興味深さを感じました。この本と同様の、「中級者から上級者をターゲットにした技術解説本」というテーマは僕にもあったりして、そのテーマの中で、「書籍らしい良さ」というか「書籍というメディアの特性に合った企画」を出していく方法について考えさせられました。きっとこういうことって、僕たちライターはもとより、編集者の皆さんは四六時中考えているんでしょうね。ご苦労様です。

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